「天保そば」の季節です。
今年は6月3日水曜日より打ち始めます。
品種改良とは無縁の、野性味あふれるそばの味を是非ご賞味ください。期間限定ご提供です、ご希望の方は是非お早めにどうぞ(6月いっぱいのご提供を目処にしておりますが、出方にもよりますので、こちらでその都度、お知らせいたします。)
「天保そば」とは
福島県「大熊町」のとある民家の屋根裏から発見された、御先祖様が子孫に対して、飢饉の時に食料に困らないようにという思いで残した、深い物語のある天保時代のそばの実。
ただ、それはそれは古いものの為、大熊町の方々が由緒ある大学の研究機関に依頼しても、「種子としての発芽能力はない」という残念なお墨付きを頂いてしまった。しかし、あきらめきれない思いで、最後の望みと山形のそば粉製粉会社の社長へ、話を持ち込み、最先端の機関で可能性を否定されたその種を、社長はじめ、有志で集まったそば屋の旦那達が、「発芽」...させてしまったのです。
そしてその発芽したいくつかの芽を、「天保そば保存会」のメンバーが大切に大切に、他種と交配しないよう飛島で守り続け、収穫量を増やしていった、言ってみれば「奇跡のそば」。
(何故飛島かと言うと、そばは主にミツバチなどを介して受粉します。ということは、周辺に他種のそば畑があると、簡単に交配してしまうという理由です。酒田から飛島まで、約35キロ。通常ミツバチが飛ぶ距離では考えられないそう。もちろん島全体に協力していただき、他種のそば栽培は行わない様お願するかわりに、収穫期に島民全体御招待で感謝のそば祭りを行っています)
今は、色々な食物で食べやすいように、時代に合うように「品種改良」が当たり前ですが、このそばはそんな工夫とは無縁の、野性味のある強さを感じる「そば」です。
昨年、そば処庄司屋は150年の節目を迎えました。これもひとえにお客様合っての歴史。
地域に支えられ、お客様に愛していただいたことに心より感謝いたします。
151年目に入る来年度、「150周年プロジェクト」と題しお客様に様々な形で
日ごろのご愛顧に感謝をお届けしたいと思います。4月中にはお披露目できるよう
ただいま準備を進めておりますので、どうぞお楽しみにしていてください。
今年もたくさんのご注文を頂きまして有難うございました。ご指定を頂きました通り、
順次発送させていただきます。
◆ 発送についてのお問い合わせ ◆
七日町店 023-673-9639まで。配送状況等、お調べいたします。
尚、本日30日 東北自動車道に雪による速度規制があり(現在は解除)地域によって遅配達が出ているようです。お客様には年末の交通事情、季節柄の天候等での遅れが生ずる可能性があります旨、あらかじめお伝えいたしておりますが(下記)何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
お時間指定につきましては、年末の交通事情、天候による若干のずれが出る可能性がございますことをご了承くださいませ。
手打ちそばにつきましては、職人の手による「純 手打ち」でございます。
箱のふたを開けますと、一番上に「ゆで方のしおり」を置いております。
そちらをよくご覧になってから、調理を開始していただければと思います。
美味しく茹でるポイントは
①できるだけ大きな鍋で(多くの湯量で)
②なるべく少ないそばを茹でる(数回に分けて)
何回かに分けて茹でるのは面倒だと思いますが、つなぎの少ない手打ちそばをおいしく
茹でるにはこれが1番のポイントです!
■第5回庄司屋落語
11月16日日曜日、御殿堰七日町店にて、第5回庄司屋落語を開催します。そば屋と落語は昔から切っても切れない江戸文化の象徴の一つです。毎回満席になる人気の企画ですので是非お早めにチケットをお求め下さい。電話でのご予約も承ります。
出演 : 柳家さん生
木戸銭: 3,500円 (おつまみが付いた天ざるを開演前にお召しあがりください)
開場 : 17時30分 ・開演までゆったりお酒を飲んで楽しみたい方はこの時間においでください。
・おそばを食べたらすぐに落語をと行きたい方は19時前までにおいで下さい。
開演 : 19時30分
尚、おそばのお召し上がりは、19時までのお済ませ頂きますよう、時間を調整して
お越し下さい。(開演後のお食事はできません。飲み物は可)
七日町店での開催です。お問い合わせはそば処庄司屋 御殿堰七日町店 電話023-673-9639まで