山形の春の風物詩『寒ざらしそば』始まります。
いつも格別のご愛顧を賜り誠にありがとうございます。
今年も美味しい『寒ざらしそば』の季節がやって参りました。すっかり山形の春の風物詩となり、職人たちも、独特の感触を確かめるように打っています。
店頭:4月3日(水)ご提供開始
通販:4月6日(土)発送開始
皆さま是非ご賞味くださいませ。
「寒ざらしそば」とは、
冷蔵、冷凍なのど保存技術が未発達だった江戸時代、昨秋に収穫されたそばを、より美味しい状態で将軍様へ献上するために考え出された手法です。
玄そば(殻のついた蕎麦の実)を大寒の日から十日間ほど清流に漬けた後に、山から吹き下ろす寒風に晒し乾燥させたのちに、そば粉として使用します。このような手間をかけることにより、アクや渋みが抜けて、甘みが際立つ「寒ざらしそば」ができあがります。
この作業方法を文献内で発見し、山形蕎麦を担ってきたまた先人たちが再現したものです。時を経て今現在も脈々と引き継がれています。
このような物語り豊かな『寒ざらしそば』を皆様に是非お召し上がり頂きたいと、心よりお待ち申し上げます。