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2019.05.29| 全店

『天保そば』打ち始めました

いつも格別のご愛顧を賜り誠にありがとうございます。本日5月29日水曜日より『幻の山形天保そば』を打ち始めました。約1か月ほどの販売期間を予定いたしております。時を超えたロマン溢れる、野性味たっぷりの『天保そば』、ぜひご賞味くださいませ。
(写真はイメージです。)

『天保そば』とは
平成11年に福島県大熊町の古民家の屋根裏部屋で発見された天保時代のそば俵。天保の大飢饉を経験した祖先が、未来に子孫が同じような苦しみを味わうことが無いようにと、屋根裏部屋に保管したものでした。国や大学の先進技術をもってしても発芽しなかったそのそばの実でしたが、山形の鈴木製粉所、故鈴木社長の元へ、なんとかならないものかと持ち込まれ、蕎麦屋の有志とともに見事に発芽させたのがすべての始まりでした。その後、保存会が発足し、毎年少しづつ収量を増やし、現在は原種の保存と、販売用の栽培を行っております。そばを愛する関係者の並々ならぬ情熱と、時を超えたロマンをぜひ味わってみてください。
※先の震災より、現在も帰還困難区域である大熊町。当時は保存会のメンバーで仮設住宅へ出向きそば振る舞いを行いました。また、現在は毎年桜の季節に、大熊町より大勢の方々を山形に招待し、『天保そば』の振る舞いを行うなど、交流を続けています。